
日本相撲協会によって公然と行われている組織的なパワハラを見逃していいのか?
年寄からの引退は〈相撲界の政治〉いわば権力闘争からの離脱を意味する。
もはやパワーゲームには関わらない。ただし、相撲の普及発展には力を尽くしたい。
その気持ちを汲んでもらいたい、だが軍門に下りたいわけでもない、貴乃花親方の複雑な思いも窺える。
八角理事長らはそのような相撲への情熱と今後の希望を汲もうとすることなく、日本の宝を相撲協会から追い出した。
親方を引退すると日本相撲協会には残れない? それが「規則だ」と説明している。
規則ならば、改正すればいい。相撲界は、古いようで新しい決まりを次々に作ってきた。
親方でなくても、貴乃花ほどの宝を相撲界で生かせるよう、処遇する方法はあるはずだ。
それを模索した様子もない。
念のため、協会の定款を確認すると、『この法人には、協会員として年寄を置く。』(第48条)とあるが、
年寄りが部屋の親方をやめると失職する規定はない。
第3項には、『年寄は、理事長の指示に従い、協会事業の実施にあたる。』とあるから、
部屋の親方を引退する年寄・貴乃花に相撲普及や少年少女の指導など、新たな職務を委託する相談もできたはずだ。
そのような発想も行動も八角理事長、そして理事会にはなかった。
返信する